詩
考えることを放棄したくない そう思ってた僕は社会的敗者になり果てた 遠く虚ろな瞳でにちゃっと音がしそうな笑顔の中で、同じ事を繰り返し続ける輪の中で。 「出来ない」を「出来る」ようにする方法を探すことを手放して、なんで考えるの?出来る筈ないじゃ…
誰も理解してくれなくていいんだよ。 イジメられても、ハブられてても、そんな事は関係ないよ。 辛いけど、苦しいけれど、耐えてる君は強く優しい人になれる。 「将来君はどんな人になりたい?」 その姿は今の自分とは正反対かもしれない。 それでも良い。 …
剥がれ落ちていく幻想に 伸ばした腕は儚く千切れた 失ったものの代償に この世界は私に始まりを与えた 遠く君が望んだそれはこの世界に阻まれた 拒まれ消えるその夢は千々に紛れてもそこにある 目に見えぬなら閉じれば良い 聞こえないなら両手を閉じて 想い…
甘い果実の匂い 熟した足ならもういらないから 青い果実のご褒美のように やわらかな腕に抱かれて 眠る 今は 昨日の午後1時目眩がするほど 時計の針を逆さまにして蜃気楼へ飛び込んだ そこは甘い甘い海の底 自由になって泳げる魚 さ迷える脚は置き去りに 両…
片腕を切り落として泣いていた 「痛みを返して下さい」 滴る雫の色も見えずに 「ただいまは...」 うつむいてる 薄れていく記憶 感情の中で 失わないよう握りしめていた 掠れはじめた声を奮わせ 糸と縁を繋いでた 甘く薫るフルーツの香りが この心も強く震わ…
あの日見つけた日溜まりが スポットライトだったと識る 頸の外れた日溜まりは 私の詩など知る由もなく 謳う理由を亡くしてしまった。 さ迷う足に聞こえた歌声 "僕は此処だよ" 叫んでた 何時か出会った深淵の先で 別れた貴方は歌ってた なれば私も謳う他ない …
夜、眠るとき。 うつ伏せになって、左耳を枕に当てると聞こえてくる。 生きているのか、死んでいるのか分からなくなる時。 ちゃんと生きてるよって教えてくれる。 呼吸をするのが苦しくなったら目を閉じて、この音が途絶えた時を妄想する。 きっと周りは喜ん…
唄いたいよ 大きな声で 切り抜いた空白の時を埋めるように あの力強い歌声をもう一度 拳を握って天に突きつける I wanna be continued!