Dear
誰も理解してくれなくていいんだよ。
イジメられても、ハブられてても、そんな事は関係ないよ。
辛いけど、苦しいけれど、耐えてる君は強く優しい人になれる。
「将来君はどんな人になりたい?」
その姿は今の自分とは正反対かもしれない。
それでも良い。
周りの誰もが嘲笑し、両親さえも認めてくれない。
そんなのどうでもいいんだよ。
「なりたい自分」になるのは君自身なんだから、周りの雑音から拾うべき声だけ拾うんだ。
無意味な罵声も心にグサッと来るけれど、内心ホームラン打ったつもりで一言返して、表面上は取り繕っておいてさ。
「なりたい自分」になるために、克服するもの、直すべき所、鍛える方法、近づくためのヒントは無差別に無慈悲に雑音に紛れていたりする。
それだけ拾って、参考にして、要らないものは切り捨てて。
今は暗い部屋でじっと、膝を抱えて歯をくいしばって扉を睨んでいるかもしれない。
それでもいい。
ただ、辛いけど耳を澄まして聞いてほしい。
雑踏の中に流れるヒントを掴んで欲しい。
扉ではなくその先を見て。
扉越しだって構わないから、イメトレでOK
そして目を閉じて、深く息を吸って、ゆっくりはいて、立ち上がることができたなら。
扉を開けて、先を行くんだ。
行き先は「なりたい自分の姿」、その背中。
大丈夫、怖くはないよ。
君が永らく耐え忍んだ場所に比べれば、まぁ五月蝿いし汚いけど、それだけさ。
人間は「知らないこと」に恐怖を覚える生き物、扉の先が分からないから怖いだけ。
分かってしまえばなんてことはない。
扉から出たら先ずはゆっくり話そうよ、君の将来・未来についてさ。
あとは扉の前と同じ事の繰り返し。
歩きながら、仲間と泣き笑い励ましあいながら。
いつか昔の自分に会えたとき
「俺はこんな風になれたんだぞ!」
そういって胸を張れるように。
大丈夫、今の君も未来の君の力になってる。
p.s
将来の僕へ
悪い(法に触れる)人にはならないでね
約束だよ!