Re 日溜哀歌

直向きに、気まぐれに。

僕の望んだ世界で死んで

剥がれ落ちていく幻想に 伸ばした腕は儚く千切れた

失ったものの代償に この世界は私に始まりを与えた

 

 遠く君が望んだそれはこの世界に阻まれた

拒まれ消えるその夢は千々に紛れてもそこにある

 

目に見えぬなら閉じれば良い

聞こえないなら両手を閉じて

想いは消えず君の中 途切れた足跡を探すよ

 

ここは幻想 君の夢

千々に剥がれた記憶の淵

たどたどしくなぞるその指でどうか私の息の根を

 

横一文字で振り切って オーバーラインを乗り越えて

取っ替え引っ替え八つ裂きにしたら 君のもとへ還れるだろうか

 

スタートラインで爪先鳴らして 大きく背中を伸ばしたら

君の望んだ終わりを目指して 脇目も振らず駆けて行くよ

 

終わりを失った世界を夢見た

始まりの終わる夢をみた

 

ここがきみの夢見る世界で

そこがわたしの夢見る世界

 

スタートダッシュ決めようか 君が其処で終わるなら

始まりを夢見る君のため これが最初で最後のーーー

君の望んだ世界を生きる

甘い果実の匂い 熟した足ならもういらないから

青い果実のご褒美のように やわらかな腕に抱かれて

 

眠る 今は

 

昨日の午後1時目眩がするほど

時計の針を逆さまにして蜃気楼へ飛び込んだ

 

そこは甘い甘い海の底

自由になって泳げる魚

 

さ迷える脚は置き去りに 両の腕で翼を模して

ミルク色のコンクリートの上 コーヒーを注ぐように踊るの

 

砂時計の最後の一粒落ちるまで

 

むせかえるような午前3時

布団に蹲っても聞こえる声に

もういいよ もういいからって押し当てて

 

そこは暗い闇い宵の闇

自由になって泳げる背中

 

眩む視界は置き去りに 突き刺さる音に背を向けて

宵の袖にこの身を預けて 星空見下ろし空を舞う

 

太陽の光が迎えに来るまで

 

それは甘い暗い夢の中 自由に泳いで宙を舞って

地面が無ければ脚だって要らない

飾りになったそれでどこへだって行ける

 

それは闇く苦い夢の中 跳ねて飛んで踊って舞って

鏡面世界は照らし続ける

飾りになったそれの跡を残して

 

振り返れば足跡がある

鏡面世界で残した夢の跡

それを追って自ずと足を遠ざける

今いる此所から

昨日の墓所から

 

重ねる跡はきっと夢でも

僕には見える確かな絆

 

こうやって今も歩き続ける

君の望んだーーーの世界で

謎 その1

片腕を切り落として泣いていた

「痛みを返して下さい」

滴る雫の色も見えずに

「ただいまは...」

 

うつむいてる

 

薄れていく記憶 感情の中で 失わないよう握りしめていた

掠れはじめた声を奮わせ 糸と縁を繋いでた

 

甘く薫るフルーツの香りが この心も強く震わせ

霞み始めた記憶と供に 今と今を繋いでる

 

震えはじめる足が 無くす記憶

歩き方もおぼつかずに

霞み始めた記憶と共に夢を追って歩き出す

 

甘く馨る憂いた匂いと

胸を鬱ぐ熟れた記憶と

忘れかけた夢と希望と

歩き方を忘れた私

 

悼みを感じないままで歩き 歩みを覚えられてるのかな

傷をキズと感じないままで 君を傷付けず守れるかな

 

この脚が何時か掠れて それすらも気付けないままで

愛を愛とも気付けないまま 僕は君を愛せるかな

 

ただいまは言えない

言わないままで良いから

多分今は痛みを下さい

優しい人になれますように

 

心から包めますように

同じ時計は持っていない

そろそろ19時、みなさんご飯をたべましょう

食欲がありませんか。

お薬処方しておきますね。

 

23時です。みなさんお布団へ入りましょう。

眠れませんか?お薬処方しておきますね。

 

さぁ、7時です。起きてください。

起きれませんか?

お薬処方しておきますね。

 

朝食ですよ。

食欲ありませんか・・・

お薬処方しておきますね。

持病の薬も飲んでくださいね。

 

この作業を1時間でやってくださいね。

30分で終わりましたか。

お薬処方しておきますね。

 

頭上でげっぷをされるのが辛い、ですか?

クチャラーがいる?

同じ空間で食事をするのがつらい?

お薬処方しておきますね。

 

 

薬を飲むのが辛いですか?

え、いっその事消してくれ?

それは法律が許していません。

法律に反する事を考えてしまうとは、お薬の量増やしておきますね。

 

どうして薬を飲まなくてはいけないか?

考える意味はありません。

お薬増やしておきますね。

 

いきる意味が分からない?

困りましたね、お薬増やしておきますね。

持病の薬も飲んでくださいね。

 

 

貴方の時計、日本標準時刻に合っていますか?

日本の規格に合っていますか?

 

疑問は持っていませんか?

疑問は薬で解決しましょう。

どうしてか?

考える事に意味はありません。

考えないと意味はないと?

大変遺憾な意志ですね、すぐに薬で消さないと。

でも大丈夫、貴方の存在は日本の法律が守ってくれます。

だから安心して自分時刻及び規格の消去を行ってください。

 

大丈夫、不安も恐怖もありませんよ。

日本はとても安全な国ですから。

安心して自我の抹消に励んでください。

 

 

 

"もう、疲れたよ。"

"お薬、処方しておきますね。"

憧れ

折れて膝をつきながらも歯をくいしばり立ち上がろうとする姿に憧れた。

 

転んでも何事もなかった様に立ち上がり呆然と立ち尽くす私は空っぽだから。

 

膝をつく悔しさ、辛いながらも歯をくいしばる強さ、立ち上がろうとする勇気。

 

そのどれもが美しい。

 

そんな人に私もなりたい。

 

何時しか作業となったそれらは決して蔑ろにして良いものじゃない。

 

悔しさはバネになり、より遠くへ跳ぶための原動力に。

強さは忍耐強さに、誰かを支える優しさに。勇気は扉を開く鍵になる。

 

いつしか転ぶことにも馴れて、流れる血になにも感じなくなる前に。

 

もっと貴方に自信をもって。

悔しいと、辛いと思えるあなたは強い人。

足がすくんでしまってもだいじょうぶ。

いつか手を差しのべる優しさへ変わる。

その優しさを待っている人がいる。

 

だから、だから。

大丈夫だよ。

 

いまはまだ、うずくまっててもいい。

そうしていつか、手を伸ばしてみて。

 

沢山の人がそれを待ってる

Re:日溜哀歌 Ⅱ

あの日見つけた日溜まりが

スポットライトだったと識る

 

頸の外れた日溜まりは

私の詩など知る由もなく

謳う理由を亡くしてしまった。

 

さ迷う足に聞こえた歌声

"僕は此処だよ" 叫んでた

何時か出会った深淵の先で

別れた貴方は歌ってた

 

なれば私も謳う他ない

例え輝が別っても

中合わせで 片足だけで繋がっている

 

深淵の先で出会った君へ

光を喪う僕から捧ぐ

 

Re:日溜哀歌

冷凍バスチーがおいしすぎた

ローソンで売ってるバスチーというチーズケーキ。

冷蔵庫で冷やして食べるものの、口に入れると

(もうちょっと冷えてた方が美味しそう...)Οο(*・ω・)

等と思いながら食べていたのですが、ふと思い立ち1日冷凍庫で冷やしてみました

 

もう、劇的うっまー!(*'¬')!

 

薄紙をめくりながらかぶり付いたのですが、

しっかりとしたかみごたえ!

そして、口の中でも続くひんやり感と、

かめばかむほど、シットリ感とふんわり感が感じられてgood!

更に、程よい甘味とさっぱりとした香りで全然飽きが来ない!

 

冷やしただけだと、若干のモソッとした食感が積もって

「もういいや」と2回に分けて食べたり~なんてこともあったけれど、

これは行ける!

むしろもっと行きたい!

 

しばらく自分へのご褒美は冷凍バスチーになりそう♪

 

カタラーナともまた似て非なるなので気になった方は是非!